2021-05-27 第204回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第5号
配付資料の六にもう一回戻っていただきたいんですけれども、黄色いのでいえば下の段になるんですが、県外候補地提示を再稼働議論の前提としていた知事が切り離しに態度を変えたことを議会側は疑問視、三月、同意は得られないまま議会は終わったとあるんですね。 率直に言いまして、県議会の与党議員の皆さんがどのような思惑だったのかというのは本当は分かりません。
配付資料の六にもう一回戻っていただきたいんですけれども、黄色いのでいえば下の段になるんですが、県外候補地提示を再稼働議論の前提としていた知事が切り離しに態度を変えたことを議会側は疑問視、三月、同意は得られないまま議会は終わったとあるんですね。 率直に言いまして、県議会の与党議員の皆さんがどのような思惑だったのかというのは本当は分かりません。
つまり、県外候補地、再稼働、これはセットであって、ある意味再稼働に向けたほかの立地県にはないハードルだったんです。このハードルを越えるために、実は電事連が昨年十二月に、まさに十二月にですね、青森県むつ市の中間貯蔵施設を各社で共同利用するという案を公表しました。ところが、この電事連の共同利用案に対して、当のむつ市から市長を始め強い反対の声が上がったんですね。
毎年毎年、この再稼働の議論があるたびに、関電の社長さん、お願いしますと来るけれども、県外候補地、示します、できませんでした、示します、できませんでしたを延々二十五年間やってきていて、もうプールがいっぱいになりそうだと。 その中で更に三基動かすということは、どう見ても、これは使った燃料を冷やさなきゃいけませんから、危なくて。
そのときに、当時の関電の岩根社長、今被告ですけれども、岩根社長が地元に行って、西川当時の福井県知事から同意を得るために、あと一年以内に県外候補地を示しますと言ったのが二〇一七年のこの時期です。それで、一年たったら、ごめんなさい、示せませんでした、二〇二〇年までにはお示ししますと言ったのがきょうです。延々三年も延長してきて、一八年、いや二〇年、また、あと四週間ですよ。
県外の候補地を先に示せと言っているのに、県外候補地を示すべき、それに協力すべく、必要に応じてサポートしますとおっしゃいましたね、その役所側が、その準備、何の手土産も持たずに抜き身で行って、知事、四十年お願いしますよなんて言うのは、よく言えたものだなと。ちょっとあきれました、今の答弁は。 国として、これは一九九六年から示せていないんですよ、福井県に対して。もう二十四年間とまっている話です。
またこの年末にあの二〇一七年の茶番を、あと一年待ってください、一年以内にお示ししますからと言って、いまだに示せない、再稼働の同意をとるためだけの口約束というようなことは、ぜひエネ庁としても関電にさせないでいただきたいし、福井県に話をする前に、再稼働のお願いをする前に、まず県外候補地を示すということをもう一度思い出していただくことをお願いして、きょうの質疑を終わりたいと思います。